Worldwide Bear

アラサーから海外移住を目指し、イギリス大学院留学を経てから現地のIT企業に就職しました。これまでの経験や海外就職のアドバイスをシェアしています。

社会人英語留学|イギリスのブライトンで6ヶ月間語学留学中はこんな風に過ごしました(前半)

昨日は、語学留学中の1日のスケジュールについて書かせていただきました。

今日は、さらに語学留学のイメージが湧くように、私が留学した6ヶ月間がどのように過ぎて行ったのか、当時の思いやアドバイスをつけ加えながら詳しく書いていきたいと思います。

 

 

 

成田出発ーイギリス到着

出発当日は姿が見えなくなるまで親に見送ってもらい、一人になった瞬間急に実感がやっと湧き、これから半年間すべて自分ひとりで頑張っていかなきゃいけないというプレッシャーが一気にのしかかってきて、空港で親に見届けられた後に一人で泣きました。

 

ロンドンに着陸する直前に、飛行機から見下ろした時に目にしたキラキラしたロンドンの美しさは今も忘れません。

ホームステイ先までのタクシーの中からシルバニアファミリーのような可愛い住宅街を見た時も、これからこんなに素敵なところで生活していけるという優越感を覚えました。

 

イギリス到着翌日

翌日は日曜日だったので、学校までの道を確認する為に早速出かけました。

12月だったにも関わらず、日本にいた時と同じ格好で外に出たら、意外と日本よりも寒くないと気づきました。

ホームステイした家の中も、セントラルヒーティングで全体的に暖かくて快適でした。

f:id:worldwidebear:20180721194034j:plain

↑私が住んでいたHove(ホヴ)の住宅街

 

帰り道に初買い物も済ませました。買った日用品はこちら:

f:id:worldwidebear:20180721230603j:plain

左から順に洗顔クリーム、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディクリーム。

外国ならではの匂いだからなのか、日本にあるブランドでもパッケージが違うだけで、妙にテンションが上がりました。

 

 

 

語学学校初日

まだバスに乗る勇気がなくて、学校まで徒歩で行きました。

毎週月曜日に新入生を入れているうちの学校ですが、私が行った時期がクリスマスホリデー直前という中途半端な時期だったから、同じ日に来た学生は私だけでした。

受付で「I'm the new student」と伝えるとレベル分けのミニテストをやる部屋に連れて行かれ、リスニングやライティングのテストが行われました。

私の緊張をほぐす為に、日本でどんな仕事してたの?とか簡単な質問もされたけど、今思えばあれもちょっとしたスピーキングテストだったのかもしれない。

 

初日はとにかく緊張しまくりで、人見知りMAXだったのですごく疲れましたが、この日に私に話しかけて来たトルコ人の女の子が、のちに何ヶ月も一緒に遊ぶ大親友になりました。(今でもたまにSNSで連絡を取っています♪)

 

一週間〜二週間目

友達について来てもらいながら、バスの定期(下)を購入したり、国際学生証(上)を作ったりしました。

f:id:worldwidebear:20180721225220j:plain

国際学生証は日本からパスポートサイズの写真を持って来たから、学校にレターを発行してもらい、すぐに街中のなんとかセンターという所に作りに行きました。(費用£12)

このカードがあるとレストランや服屋さん、映画館など色々なところでの学生割引に使えますので、少し初期費用がかかりますが、長期滞在するなら作るべきだと思います。

 

ちなみにお酒の購入や、クラブに入るときの年齢証明はパスポートじゃないとダメなところが多いのでご注意ください。

日本でも1,750円(郵送だと)で作れるらしいので、興味がある方は国際学生証ISICカードの公式サイトで確認してみてください。

 

そして初めて体感するレディーファースト文化にいい意味でカルチャーショックを受けました。

若い男の子からおじいちゃんまで、バスの列で私より先に並んでいても、バスのドアが開くと「After you」と笑顔で言い、私を先に乗せてくれました。

東京に通勤していた時に、カバンが当たっても、ぶつかっても謝らない態度のでかい中高年男性にイライラしていた毎日と違い過ぎて、もうこの時点で日本に帰りたくなくなっていました。

 

 

 

クリスマスホリデー突入

f:id:worldwidebear:20180721231611j:plain

↑この写真はバスの二階席の一番前に座って撮りました。

ブライトンのクリスマスのイルミネーションは、必要以上に色を使わないシックな感じで、歴史的な街といい感じにマッチしていました。

 

そして、日本ではすでに年賀状文化がしっかり薄れてきてしまいましたが、イギリスではまだカード文化がとても根付いています。

「カードファクトリー」というカード屋さんに行くと、「To my son's girlfriend」「To my mother in low(義理の母へ)」などとかなり細かく贈り相手別にジャンル分けされていました。

私も便乗して、ホストマザーとルームメイトにあげるカードと、日本にいる家族に送る用のカードを買ってみました。

f:id:worldwidebear:20180721232403j:plain

5枚買って£2.89(約422円)でした。安過ぎます!

何よりカードサイズが日本で売られているものよりふた回りも大きくて良いです♪

 

初めての本場のクリスマス

クリスマス前日の24日は、ほとんどの会社やお店は午後からお休みで、25日当日はどこも閉まっていて、バスも電車も使えません。
かろうじでやっているお店はどこも予約で埋まっており、それでもほとんど午後4時ぐらいで閉店していました。
つまり日本みたいに恋人同士でイルミネーションを見に行くようなことはこっちでは全く不可能である(笑)

ホリデーはサービス業の方も休ませてあげるイギリス文化はすごく良いなと感じました。

 

クリスマス当日、ホストマザーは朝から教会へ行き、そのあと家族とクリスマスディナーをしに行きました。
クリスマスディナーと聞くと、夕飯を想像しますが、実際はお昼過ぎから長々と食べるようです。
マザーは長々と食べるのが耐えられないからと言い、夜6時ごろには家に帰ってきて、ルームメイトと私2人のためにディナーを作ってくれました♪

ちなみに、日本のように24日に「メリークリスマス」なんて誰も言いません。「メリークリスマス」は25日クリスマス当日に言います。

しかも知らない人からもたくさん言われます(笑)

例えば、お店の人に「どこから来たの?」と聞かれ、「日本です」って答えると
「あ~やっぱりね。ハッピークリスマス!」と言われたり、

街歩いてるときも男の人に「ライター持ってる?」と聞かれて、「いいえ、持ってません」って答えたら、「そっか~メリークリスマス!」って言われたり、家族と離れて過ごすクリスマスはさみしくても、こういう些細な出来事で心がジーンっとあったかくなりました。

 

 

ゲイバーで大晦日を過ごす

いつも学生や若い子に人気なクラブがニューイヤーズ・イブだからと、エントランス料金が普段の倍以上の£25になっていたので、エントランスが£7の近くにあったクラブに友達と入ることにしました。

しかし、男の人同士の距離が近いなぁと思っていたら、なんとそこはゲイバーだったことに気づきました。

 

日付が変わる寸前にみんなでクラブから飛び出して目の前のブライトンビーチへダッシュしました。

そこでカウントダウンし、ロンドンの大晦日の花火のスケールには負けるけど、わずかに花火もあがって、いろんな方向から「Happy New Year!」の叫び声や、酔っ払いの悲鳴やら、ブブゼラみたいな笛の音まで色々聞こえました(笑)

雨降っていたせいで、寒くなって2時ごろにはタクシーで帰宅しましたが、日本で過ごす大晦日と全く違う雰囲気を味わえて、本当に楽しかったです。

 

早く終わって欲しかったクリスマスホリデー

クリスマスホリデーは、ヨーロッパから来た学生はみんな家に帰ったり、アジアなどから来た学生もみんなかなり前から旅行を予約していたり、休暇二週間前に到着した私はすでにクリスマス計画に出遅れてしまいました。

 

クリスマスの次の日の26日はボクシングデーと言って、あちらこちらで大セールが行われます。

予定がなかった人同士でブライトンのセールに参加しましたが、まだイギリスに到着したばかりだったので特に買うものはありませんでした。

 

何も文句も言わずにセールについて来てくれた優しい男の子たちがちょっとかわいそうだったので、ブライトンからバスで20分ぐらいかかる「マリーナ」というショッピングセンターに行くことにしました。

そこでランチ食べたり、ボウリングしたりしました。

デッキに散歩しに行くと、高価そうなヨットがたくさん停まっていました。

f:id:worldwidebear:20180722000754j:plain

 

別の日には、友達のホストファザーが車でDevil's Dykeという、ちょっとブライトンの郊外まで連れてってくれました。

車で15分もかからないうちに、急に目の前にイギリスの田園風景が広がって、すごく綺麗でした。

この日は珍しく大快晴で、ものすごく遠くまで見えました。

f:id:worldwidebear:20180722192751j:plain

丘の上には家族連れがわんちゃんを連れてハイキングしに来ていたり、凧揚げまでする人もたくさん見かけました。

羊や、馬、古いお城、「ゲームオブスローンズ」に出て来そうな古いパブも途中で見かけました。

中世のイギリスを見ているような気分になって、ものすごく興奮しました。

 

 

 

授業再開

長かった二週間のクリスマスホリデーが終わって、学校の授業が再開した途端、新入生がたくさん入って来ました。

この時は南米からの学生とロシアからの学生たくさん来ました。

ルームメイトもイタリア人の女の子が帰国し、ウルグアイから来た女の子になりました。

 

ウルグアイの子も、メキシコの子も、なんで語学学校に来たの?とツッコミたいぐらい、もうネイティブと変わらないぐらいペラペラなんです。

普通に家でアメリカのテレビ番組が映ると言っていたから、やっぱり英語でテレビを観るとスピーキングにものすごく影響するんだなと感じました。

同じクラスレベルのUpper Intermediateなのに、私のスピーキング力の方が乏しすぎてすごく落ち込みました。

でもペラペラなルームメイトと一緒に住めることをポジティブに受け取って、これを機にたくさん話しかけようと心に誓いました。

 

初ロンドン旅行

旅行と言っても、ブライトンから1時間でつくので、千葉から東京に出るような感じでした。

学校で申し込んだツアーで行ったのバッキンガム宮殿、ホースガイド、ナショナルギャラリー、ビッグベンなど有名どころを一気に徒歩でまわれました。
更にロンドン・アイのふもとからボートに乗って、テムズ川を下り、タワーブリッジまで行きました。

こんな、いかにもロンドン!な一枚も撮れました(^^)

f:id:worldwidebear:20180722195346j:plain

 

更に初めてロンドンの地下鉄にも乗り、東京のお台場にもあるマダムタッソーに行ってきました。

イギリスならではの有名人とたくさん写真を撮れて、期待以上に楽しめました。

f:id:worldwidebear:20180722195710j:plain

 

ロンドンでショッピングといえば、オックスフォードストリートなので、地下鉄でオックスフォードサーカス駅まで移動し、いざ買い物しようとしたものの、異常な混みぐらいに疲れてしまい、帰りの電車まで時間もあまりなかったので、すぐに退散しました。

 

ツアーだった為、1日にしてこんなにもたくさんの観光スポットを回れたのはすごく良かったが、印象的だったナショナル・ギャラリーなどはもっと個人的にゆっくり見たかったのでちょっと心残りがありました。

 

しかし、徒歩で回った分、土地勘を大分掴めたし、地下鉄も東京ほどゴチャゴチャしていない事が分かったので、今度は自分でも来れる自信がついて大満足でした♪

 

 

 

ウルグアイのルームメイト

年明けにウルグアイから来た新しいルームメイトは日本の漫画が大好きで、日本にすごく興味を持ってくれてたので、ありがたい事にいつも話が絶えなかった。

 

夕飯後によく私の部屋に来てくれて、日本語を教えてあげたり、スペイン語を教わったり、妹が出来たような気分になりました。

「ロンドン行きたいけど一緒に行ける人がいない」とつぶやいたら、「じゃあ一緒に行こうよ!」と言ってくれて、一緒にロンドンにも行きました。


「そんなに日本が好きなら日本料理食べに行こうよ!」と誘ったら、ブライトンにある日本の家庭料理が食べられるレストランに行って、私のお勧めを食べてもらいました。

餃子と揚げ豆腐とチキン南蛮が特に美味しかったらしいです。

 

3DSがウルグアイよりイギリスで買ったほうが半額ぐらい安いみたいで、なぜか私を3DSを買いに連れて行かれ、その日の夕食後に一緒に「ぷよぷよ」や「どうぶつの森」で遊びました。

ゲームなんてやる暇ないと思ってたけど、日本から3DSを持って来て良かった(笑)

 

残念ながら大親友になったこの子は1か月間だけの滞在だったので、あっという間に帰国してしまい、急にホストマザーと二人だけになりました。

もうルームメイトがいるときは、私が頑張らなくても勝手に色々喋ってくれて楽だったのに、次のルームメイトが来るまでは、マザーと食事中に会話の間が空かないように話す内容を必死に考えなきゃいけなくなって、すごく困りました。

 

留学生活前半終了

以上、12月初旬から〜1月末まではこんな感じの生活を送っていました。

異国での生活が始まったばかりで、毎日が新鮮だったため、本当に時間が経つのが早かったです。

1月末頃から、徐々に友達も増え始め、ホームシックを感じることも急に少なくなりました。

続きの【後半編】はこちらです:

www.worldwidebear.net

 

このブログをサポート